見方を変えると世界が変わる 

カウンセリングのお仕事をしていると、様々な「見方」についてのお話しを伺います。

「前向き・ポジティブになりたい」「ネガティブ思考をやめたい」「受け止め方を変えたい」「傷つきやすい自分を変えたい」「すぐ心配してしまうのをやめたい」・・・・・・

すべて物事をどう捉えるか、ものの「見方」についてのお悩みということもできるかもしれません。

どのような見方をすると、幸せに生きられるのでしょうか?

どちらの考え方が「よい見方」だと感じますか?

「コップに水がまだ半分もある」「もう半分しかない」という有名なたとえ話があります。

「まだ半分もある」と思えた方が、なんとなくポジティブに捉えているような気がする方もいるかもしれません。

確かに、喉が渇いていてたくさん水が飲みたい!という状況であれば、「もう半分しかない」ことは残念ですよね。

少し違う状況を想像してみましょう。

はやくお水のコップを空にして、次はジュースが飲みたいなぁと感じていたとしたらどうでしょう。

今度は「もう半分しかない」と考えた方がポジティブな見方に思えてきます。

このように、実はものの見方に「正解」はないのです。

ただ、何かにとても悩んでいる時、不安を感じている時、「私のここが問題だ」と感じている時、人はものの見方が1つに固まって動けなくなってしまうことがあります。

「こういう見方もできるよね」「〇〇は辛かったけど、おかげで△△できるようになったな」と、いろいろな見方ができると、行き止まりのように思えていた状況から実は何本もの道が繋がっていることに気がつくようになります。

カウンセリングは、1つの正解を探すことよりも、実は正解はたくさんあって、どれを選ぶと「自分にとって」幸せなのかを一緒に考えることなのではないかと思います。

しかも、たくさんの正解に繋がる道は、すでに相談に来られる方の中にいくつも存在しているのです。

今は木が生い茂って隠れている道に気がつかなかったり、工事中で一見通れないように見える道もあるかもしれません。

アルバクオーレのカウンセリングでは、来られた方が行きたい場所に行けるように、一緒に道を探したり、通れるように障害物を撤去したりしながら、一緒に歩いていくことを大切にしています。

そして、ゆくゆくは1人で歩いていけるよう、身近で応援する存在でありたいと思います。