こんにちは。
今日は「行為の自動化」についてお話ししたいと思います。これは一見、「なんのことだろう?」と思われるかもしれませんが、実は私たちの日常生活の中でよく見られる現象のひとつです。
分かってから日常生活を振り返ってみると、「あ、これも自動化されてる!」と発見があるかもしれません。
自動化された行動とは?
まず、行為の自動化とは何でしょうか?
簡単に言うと、ある行動が繰り返し行われることで、意識しなくても自然にできるようになることです。
例えば、初めて自転車に乗るときは、ペダルを漕ぐことやバランスを取ることに集中して、かなり意識して練習すると思います。でも、何度も乗っているうちに、「ペダルをこぐ」「バランスをとる」といった動作は、考えずとも無意識にできるようになります。これが行為の自動化です。
日常生活の中の自動化
1. 鍵を閉める
家を出るとき、ドアの鍵を閉めることも自動化された行動の一例です。毎日同じ手順を繰り返すことで、鍵を閉める動作は習慣化され、意識しなくても行えるようになります。
時々「本当に鍵を閉めたっけ?」と心配になって確認することもあるのではないでしょうか。これは、自動化された行動があまりに自然になりすぎて、意識的に覚えていないから起こる場合もあります。
2.運転する
車の運転も自動化された行動の良い例です。
初めて運転するときは、ミラーを確認する、ウインカーを出す、アクセルとブレーキを調整するなど、すべての動作に意識を集中させます。しかし、運転の経験を積むにつれて、これらの動作は自動的に行えるようになり、他のことに注意を向ける余裕が生まれます。
行為の自動化のメリット
行為の自動化には多くのメリットがあります。まず、無意識に行えるようになることで、脳の負担が減り、他の重要なことに集中できるようになります。例えば、運転中に道順を考える代わりに、ラジオを聴いたり、会話を楽しんだりできるようになるのも1つの例です。
また、行動を自動化することで、ミスが減り、効率が上がると言われています。
習慣的に行うことが自動化されると、その動作がスムーズになり、ストレスが軽減されます。
さいごに
日常生活の中で、「自動化」されている行動にはどんなものがあるのか?探してみるのも面白いかもしれません。
「考える」「決める」等のプロセスはとても頭を使う必要があり、エネルギーが必要なことです。
毎日繰り返し行う必要があることは、ルーティーンにしたり、「この中から選ぶ」と範囲を狭めておくと、スムーズに生活を送る助けになるのではないかと思います。